今日の朝日新聞朝刊のニュース。目を引きました。
学校週6日制、8割賛成 公立小中の親、教育格差6割容認 朝日新聞社・ベネッセ調査
(いつもながら会員さんしか全文を読むことができないようです…すみません)
現段階で項目と結果を把握できているものを以下記載します。
【学校週6日制について】
制度そのものについては、次のような結果となったようです。
・すべての土曜日を休む現行の「完全学校週5日制」支持:17・9%
・月2~3回授業をする「隔週6日制」支持:57・3%
・「完全週6日制」支持:23・4%
そして、完全週6日制を望む保護者の属性については以下の通り。
・父母とも非大卒:24・5%
・父母とも大卒(短大卒含む):20・5%
・「経済的なゆとりがない」と答えた層:25・5%
・「経済的なゆとりがある」と答えた層:20・3%
【教育格差について】
「所得の多い家庭の子どものほうが、よりよい教育を受けられる傾向」についてどう思うか、という問いに対して。
・「当然だ」と答えた人:6・3%
・「やむをえない」と答えた人:52・8%
・「問題だ」と答えた人:39・1%
【子ども1人あたりの月平均の学校外教育費について】
08年調査:1万3986円(04年調査比880円増)
⇒今回調査:1万4168円
経済状況等には左右されにくい教育費、という仮説がある程度立証された結果になっていますね。
時代が変化し、親の子育て観も変化している様子が見てとれます。
『学校により長い時間、面倒を見てほしい』
『経済格差が教育に影響を及ぼすのも仕方がない→だからよりお金を稼げる職業に就いてほしい』
もしそんな意識が広がっているようであれば、そのこと自体が
社会の根深い問題を映し出しているようにも思うのですがいかがでしょうか。
(文責:吉田)