こんなニュースを見つけました↓
仕事柄、授業参観もさせていただく機会に恵まれている私ですが、
電子黒板での授業を生で拝見したことはまだありません。
以前、学校の先生をされていた方のセミナーに出席した際、その方がおっしゃっていたことのひとつに、
「何十年という時を経ても、学校ほど風景に変わりがないという業界は他にはない。
それは、教員が実践する教育技術に進歩がないからだ」との嘆きがありましたが、
電子黒板の導入は教育技術が見える形で発展したものとして、これからの学校風景を変える大きな要素になり得ると感じます。
ただ、この電子黒板に関しては、引用した記事にもあるとおり、導入に当たっては
「現場の抵抗」も想定されるところです。
先日のこのブログでも少し触れましたが、「現状を変えることへの抵抗感」というのは、
学校においては特に大きい存在であると私自身も感じています。
事実、現場の抵抗から電子黒板の導入に非常に苦労された私学も存じております。
その一方で、この記事では
『7割以上の教員が「1時限(45分)のうち、5分以上を節約できるようになった」と回答』
『下準備の能率が上がったとした教諭も7割以上に上った』
との嬉しい内容も紹介されています。
電子黒板はあくまで『道具』。
教員はプロとして、道具に振り回されるのではなく、道具を使いこなして、結果、
生徒達の学びがより深まり拡がれば何よりですね。
(文責:吉田)