隕石の落下に度肝を抜かれたこの週末。
思わず空を気にして歩いてみるものの、スピードと威力を考えれば何の意味もない行動。
世の中には想像を超えることがいろいろあるものです。
お怪我をされた方、被害を受けられた方に衷心よりお見舞い申し上げます。
さて、先週末からいろいろとニュースが出てきています。
あれもこれも書きたいのですが…今日は驚きと悲しみを禁じ得ないこのニュースを採り上げたいと思います。
私が現在のように学校に関わる仕事をしようと決心した一因に、
「母校は卒業生の帰る場所。その場所が失われることがあってはならない」
という、都内の私立学校の校長先生のお話を聴いたことを挙げることができます。
母校が失われる寂しさ、というのは以前のこのブログで同僚が採り上げてくれた記事にも出てきますが、
この事件は母校の消滅という一事象が最悪の結果を生むきっかけとなったようです…
少子化、人口減、ひいては地域の過疎化と、これから先、日本は縮小の時代を迎えます。
子供の数が減れば学校の数も余りはじめ、また場所によっては地域自体が衰退し、学校の存続は難しくなります。
そして学校の統合、廃校…
当然の成り行きと言えばそうなのかもしれませんが、
それでも卒業生のことを思えば、そんなに簡単に納得できることではありません。
皆が納得のいく結論を出すのはとても難しい問題です。
が、だからこそ、真剣に向き合うべき問題だとも感じます。
もっと言えば、私学の場合にはよりいっそう、廃校はあってはならない選択だと言えるでしょう。
なぜなら、自らの努力や工夫によって経営を改善する余地は公立校よりもはるかに大きいからです。
より良い経営を目指して。
そして、永続する学校であるために。
学校経営者さんには経営の努力を惜しまないでいただきたいと強く願う次第です。
(文責:吉田)