大阪では今朝、雪が降りました。そして、家や車の屋根にうっすらと積もっていました。
富山で育った私としては雪は珍しくはないのですが、それでもチラチラと舞う雪を見ると気持ちが踊ります。
今日もいい一日になりそうです。
さてそんな私は、実は「会議の進め方」についてもいろいろ研究しています。
(本当に研究されている方からすれば片手間もいいトコですが)
会議で大切なこと、それは
「聴き合うことができる風土」
だと教わり、そのことがとても腑に落ちたのでいつも気に留めて会議に臨んでいます。
会議では「伝えること」「主張すること」が重要だと考えられがちですが、
それもすべては「聴いてくれる場の存在」があってこそ。
会議メンバーに求められる最低限の姿勢は「人の話を聴く」という姿勢だと強く思います。
そんな中で目にしたニュースがこれです。
記事によれば、東京都教育委員会は2006年4月、都立の学校長に対して
挙手や採決で職員の意向を確認することを禁じる通知を出した、とのこと。
裁判では、この通知が教育に対する「不当な支配」に当たるかが主な争点となり、
この日の判決では、
「挙手や採決の禁止によって民主主義的な議論が奪われることにはならず、
教育への不当な支配には当たらない」と述べられているようです。
裁判の結論に対する言及はしませんが、職員会議というひとつの会議体において、
職員の意向確認が禁じられる、ということ自体がよく理解できません。
会議には「意思決定」「情報共有」「意見交換」など、いろいろな目的があり、
職員会議とひとくちに言ってもいろいろな種類、目的があるものと考えられます。
仮に意見交換を目的にした会議が開催されたとして、出席者の意向がどうであるか、
その確認ができないとすればその会議は一体何のために行われるのだろうか…
と不思議に感じてしまいます。
伝えることよりも聴き合うこと。
それが会議で最も大切なことであるということを、広く知っていただきたいと感じた記事でした。
(文責:吉田)