寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

大学生が教科書発行!!

もう1月も終わりなんですね。

会社の私の机の上には、新たに登録しなければならない方々や、

住所などが変わっていないかのチェックが残っている年賀状の束が…。

早くしなければ。


ちょっと面白いニュースを見つけました。


■大学生が教科書発行…検定合格、高校が採択

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130128-567-OYT1T00781.html


大阪の大学に通う現役工学部大学生が、工業高校生向けの教科書を個人で作って、

4月から北海道の工業高校で使われるというニュースです。

1947年(昭和22年)に現行の教科書検定が始まって以来、

大学生が個人で教科書を発行するのは初めてとのこと。


いろんな点に驚きました。

まず、「教科書って個人で作れるんかー!」という点。

教科書検定』で調べてみましたら、

外務省のサイトに教科書検定の制度について説明がありました。

民間の出版社が教科書作成のためのチームを作り、

教科書を作成していくのがほとんど。

チーム結成から実際に教科書が教室で使われるまで、

最低でも3年はかかるとありました。


それから、「教科書を作ろう」と思う発想力。

自身の経験を基にして、「書籍」ではなく「教科書」にしたという点。

よくあるパターンだと、本屋さんで売られる書籍にしますよね。

そうではなく「教科書にしよう」とひらめく発想というか思考回路がすごいです。


それと、教科書ですから、文部科学省教科書検定に合格しなければなりません。

基準を満たしていなければ、合格できません。

そして、合格しても教育委員会や学校に採用されなければ、

学生の手に渡ることもありません。

それが、合格し採用されたという点。

自費で印刷・配布し採用されたという点もすごいです。


工業高校の教科書ということで、私には内容は理解できないと思いますが、

まだ高校を卒業して数年で年が近く、

同じ分野で学び経験を積んだ「先輩」が作った教科書でこれから学ぶとなると、

親しみが湧いて、よりわかりやすく、

そして楽しく勉強できるかもしれません。


私が学生の頃にこういう教科書があれば、

勉強嫌いの私も楽しく勉強できたのかなぁ~?