寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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堺の幼稚園、不適切な会計処理 府、補助金交付を保留

産経新聞 3月13日(火)7時55分配信

 堺市北区の「ながそね幼稚園」(園児約130人)を運営する学校法人「善龍寺学園」が、前理事長に対し3635万円の不明朗な貸し付けを行い、約780万円の支出でも不適切な会計処理があったとして、府が平成23年12月から補助金の交付を保留していることが12日、わかった。

 府によると、同学園は22年3月、前理事長に3635万円を貸し付ける契約を結んでいたが、経緯が不透明で返済も滞っているという。

 また、前理事長の知人で、現在の理事長が就任した21年12月から23年3月にかけ、理事長への仮払金処理などの名目で約780万円を支出していたが、府は「飲食代などに充てられ、実態が不透明」としている。理事長は23年6月に400万円を返金している。

 府は今年度、同学園に対し、2250万円の補助金交付を予定していたが、23年7月に675万円を交付して以降は支払いを保留。同年9月には、実態調査の実施と改善策の提示を文書で求めたが、納得できる回答はないという。

 府に対し、理事長は「ポケットマネーで個人的に経費を賄ったこともある。不適切な会計処理ではない」などと説明しているという。

やれやれ、困ったニュースが飛び込んできました。末尾のコメントを見ても、そもそも「法人の財布と自分の財布は別物」という基本をご理解いただいていない様子。ポケットマネーで経費を賄うことも含めて「不適切な会計処理」であることに間違いありません。せめて財布を区別することくらい、学校経営者には理解していただきたいと思うのですが。(JTC/吉田俊也)