寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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これで半年間給与未払い、教職員から悲痛な声

 経営悪化が表面化している群馬県高崎市の学校法人堀越学園(大島孝夫理事長)で23日、教職員集会が開かれ、24日が支給日の2月給与の支払いが間に合わないとの見通しが明らかにされた。

 これで、給与未払いは6か月連続となる見込みで、教職員から悲痛な声が上がっている。

 学園側からは井上晴彦創造学園大学長(理事)のみが出席。米国キリスト教団体からの資金援助について、「マスコミからの取材に不安を抱いた教団が資金をロックしてしまい、給与が払えない」と説明した。

 井上学長は問題打開のため、27日(現地時間)に米国で開かれる教団理事会に大島理事長らとともに出席する予定であるとした。

 集会後、井上学長は「3月9日までに1か月分の給与が払えなければ、次(のスポンサー)を考えねばならない」と報道陣に話した。

 また、文部科学省が授業科目不足を指摘した、創造学園大の遠隔授業「eラーニング」について、岡山県倉敷市のサテライト校を文科省が3月2日に視察することも明らかにされた。

(2012年2月25日 読売新聞)

経営の安定は、当然のことながら教育業界にも求められます。このようなケースが起きることなく、学校経営が安定化されるよう、各校とも真剣に考えるべき時が来ているような気がします。(JTC/吉田俊也)