寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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ミスキャン 町おこし役で復権

 バブル経済崩壊後、下火となっていた大学祭の「ミスキャンパスコンテスト」(ミスキャン)が、地方で復権している。町おこしに一役買う<ご当地アイドル>発掘の場として、地元も期待。12月には国内外の“ミス”が神戸、鳥取に集い、観光イベントを開く。

 鳥取大で10月、学生主導のミスキャンが初めて開かれ、農学部4年、田中あゆみさん(22)を選んだ。田中さんは卒業まで観光PRなどを行う予定で「鳥取の良さを紹介したい」と話す。

 地元は、ミス誕生を歓迎。サッカー・J2の「ガイナーレ鳥取」の広報担当者は「試合前のセレモニーにぜひ登場を」と話し、和装教室代表の女性も「イベントにはあでやかな着物姿で」と期待する。

 ミスキャンは1970年代から全国に広がった。その後、「性差別につながる」との批判もあって90年代後半から中止が相次ぎ、続けてきたのは東大、上智大など主に首都圏の大学という。

 一方、地方では地域貢献型行事として復活。2004年以降、中止していた香川大では09年に再開し、10年のミスは今年夏、東日本大震災被災者支援活動を行った。関関同立でも09~10年に実行委などの主催で始まり、ミスたちが地元行事などに加わっている。

 ミスキャンの国際交流も始まる。中国、ベトナムなど4か国のミスが初来日し、観光振興を目指す「第1回ミスキャンパスサミット」を12月17日に鳥取市で開催。18日には神戸市でファッションショーも開く。

 難波功士関西学院大教授(若者文化論)の話「地元に貢献する“ミス”ならば、地域ぐるみで応援できる。首都圏に偏っていたミスキャンは今後、地方で花盛りになるかもしれない」

(2011年11月8日 読売新聞)

大学際も以前と今とではだいぶ様変わりしているのでしょうか。地域と学校が連携するというのはいい流れだと思いますが、特定の学生だけでなく、学校あげての地域支援がなされていけばもっといいのでしょうね。(JTC/吉田俊也)