寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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副校長ら志望者激減 都内公立校、忙しすぎ敬遠?

asahi.com 2011年10月26日8時12分

 東京都内の公立学校で、副校長ら管理職のなり手不足が深刻だ。選考試験の受験者数が少なく、今年は競争率が1.1倍にまで落ち込んだ。都教育委員会は仕事の多忙化が管理職離れの一因とみて、業務の軽減に乗り出した。

 7月に始まった今年の選考は、合格予定者数450人に対して受験者数483人。学校の種類や受験者の在職年数によって12に分かれた試験区分ごとにみると、4区分で受験者数が合格予定者数を下回る「定員割れ」。競争率0.67倍のケースもある。都教委の担当者は「1倍未満でも、成績が不十分な受験者は合格としない」と話す。

 選考全体の競争率は、2002年は4.2倍だったが年々減り、07年以降は2倍を割った。

 08年に受験制度が変更され、主任教諭や主幹教諭の経験が一定年数ないと受験できなくなって、有資格者が減った。団塊世代が大量退職して欠員が増えた。都教委の担当者は、こうしたいくつかの要因を挙げる。しかし、特に重視しているのは「仕事の忙しい副校長が敬遠されているのではないか」という点だ。

副校長に限らず、教員の皆さんは近年多忙を極めているように感じます。生徒の個性化が進み、一方で保護者対応の手間も増えている昨今。学校内外での役割分担をもう一度見直し、教員の仕事を整理する必要性を強く感じます。(JTC/吉田俊也)