寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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「大分市の13小学校、5校に」 検討委方針 年度内に計画具体化

 大分市の市立小中学校の適正規模について検討している委員会(会長=山崎清男・大分大教授)は4日、5中学校区の小学校13校について、「5校に統廃合するのが望ましい」とする方針を打ち出した。

 統廃合の時期については触れていない。統廃合は児童数が減少したためで、市教委は2011年度中に具体的な計画をまとめる方針。

 委員会によると、統廃合の対象は〈1〉碩田中校区の荷揚町、中島、住吉〈2〉神崎中校区の木佐上、こうざき、大志生木〈3〉野津原中校区の野津原東部、野津原中部、野津原西部〈4〉大分西中校区の神崎、八幡〈5〉戸次中校区の上戸次、戸次――の13校。

 〈1〉は3校とも校舎の老朽化が進んでいるため、統合先の校舎を新築する。〈2〉〈3〉はともに統合先の校舎を使用する。

 〈4〉は神崎が八幡に統合、〈5〉は上戸次が戸次に統合する。ただ、いずれも周辺地域の市街化調整区域の規制緩和で住宅建設が容易になり、児童数の減少に歯止めがかかることも考えられるため、「一定期間、状況を見極めたうえで判断する」ことを求めている。

 また、委員会では、校区を越えて竹中小が戸次小、竹中中が戸次中に統合することも検討された。しかし、統合されれば竹中地区に小中学校がなくなるため、「当面存続することが望ましい」とした。

 市教委は昨年6月、学識経験者らで作る委員会を発足。6校区の15校について統廃合のあり方を検討していた。

 小学校では少子化の進展に伴って児童数が減少。市教委の推計だと、15校の児童生徒数は、2010年度に2115人だったが、16年度には1890人に減少すると見込まれている。また、校舎の老朽化も進んでいる。

 委員会は25日の次回会合で、市教委に提出する報告書をまとめる予定。

(2011年10月6日 読売新聞)

公立校の統廃合のニュースが増えてきた感があります。それにしても13校→5校とは…校舎の老朽化も要因としては大きいのでしょうね。私学にとっては「施設の取替」に必要な資金を自ら蓄積せねばなりませんので、「少子化+施設設備の経年劣化」でますます財政が圧迫するかもしれません。今こそ経営計画を。(JTC/吉田俊也)