寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

授業にタグラグビー…大阪

 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)の誘致運動に取り組む大阪府東大阪市で、市立8小学校が9月から、腰に付けたタグ(リボン)を奪い合う「タグラグビー」を体育の授業に導入する。

 市の呼びかけに各校が賛同。幼少の頃からラグビーに近いスポーツに親しんでもらい、ラグビー競技人口の底辺を拡大するのが狙いだ。(浦野親典)

 タグラグビーのルールは基本的にラグビーと同じだが、接触プレーやキックは禁止となっている。選手たちは腰に巻いたベルトにビニール製のタグ(長さ約30センチ、幅約5センチ)を付け、プレーする。ボールを持った選手が相手にタグを奪われると「タックル」成立となり、味方にパスをしなくてはならない。ラグビーに比べて安全とあって、日本ラグビーフットボール協会も推進を図っている。

 東大阪市は、文部科学省の小学校の新学習指導要領解説書(体育編)に、タグラグビーも種目として例示されていることに着目。単発的なイベントではなく、積極的に授業に取り入れてもらって子どもたちに定着させようと、市立全54小学校に呼びかけたところ、8校が応じた。

 各校とも3~6年の児童が対象で、計約1000人が9月以降に2~7回、市の特別講師から指導を受ける。ラグビー普及のため市のアドバイザーに就任している元神戸製鋼の南條賢太さんら数人が講師となる予定。市は、タグや専用のボールなど必要な道具を購入するための関連事業費350万円を今年度予算に計上した。

 8校のうち、孔舎衙小学校では「東大阪は『ラグビーのまち』なので一度、子どもたちにも触れてもらおうと思った」と説明。市の担当者は「来年度以降も続け、将来的には花園ラグビー場で大会ができれば。タグラグビーから始め、中学高校でラグビーの競技人口を増やすきっかけにしたい」と期待している。

(2011年8月18日 読売新聞)

ラグビーファンとしても嬉しいこの記事ですが、実はラグビーというのは「組織」というものを学ぶときのとてもいい材料を提供してくれます。野球やサッカーよりもチームとこのバランスが大切なこの競技。子どもたちだけでなく、先生方もぜひラグビーから「組織の大切さ」「組織的な動きとは」ということを学びとっていただきたいと思います。(JTC/吉田俊也)