寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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帯広畜産大不正経理、21人を公表

 北海道帯広市帯広畜産大(長沢秀行学長)の研究費不正経理問題で、内閣府食品安全委員会農水省は9日までに、不正経理に関与した同大の54人の教員や退職者のうち、同委員会と同省にかかわりのある教員計21人をホームページ上で公表し、来年度から4年間、研究委託や公的研究費への応募・参加資格を停止すると発表した。

 また、大学に対しては不適切な会計処理額(5810万円)を返還するよう要求した。不適切な経理に関与した残りの現職・元教員33人に研究費を支出した文部科学省厚生労働省経済産業省なども、不正額が確定し次第、同大に返還を求める方針。

 内閣府農水省は、同大が不適切経理を発表した今月5日、それぞれのホームページ上で不正に関与した教員名、所属先、事業名、不適正処理額認定額を公表。関与した教員は当時、現職が17人、転出者4人で、いずれも教授、准教授だった。

(2011年8月10日 読売新聞)

経理はややこしい、というふうに感じるからこういうことをしたくなるのでしょうか。本件不正経理は金額は総額で4億円超と言われていますし、関与者の数もすさまじいものがあります。学内では公然と行われていたことなのでしょうか。学費、税金…学校にはたくさんのお金が入ってきますが、それらのお金がどんな想いをのせているのか、もう一度考え直すべきですね。それにしても不正経理、バレないはずがありませんので…専門家らしく締めておきます。(JTC/吉田俊也)