寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

教員平均年齢ピークに、3人に1人が50歳以上

 公立の小中学校と高校の教員の3人に1人は50歳以上となったことが28日、文部科学省が発表した2010年度学校教員統計調査でわかった。

 第2次ベビーブーム(1971~74年)に対応するため大量採用された世代が退職時期を迎えつつあり、同省は「教員の平均年齢は現在、ピークの時期を迎えている」としている。

 調査は3年ごとの実施。昨年10月1日現在で、公立学校教員に占める50歳以上の割合は、小学校38・4%(07年度比2・9ポイント増)、中学校34・0%(同5・6ポイント増)、高校37・4%(同3・4ポイント増)。平均年齢では、小学校は過去最高だった07年度から0・1歳下がって44・4歳。一方、中学校は44・2歳(同0・3歳上昇)、高校も45・8歳(同0・5歳上昇)で、過去最高を更新した。

(2011年7月29日 読売新聞)

第2次ベビーブームはまさに私の世代。当時は子どもの数が多かったですから、その分先生もたくさんいらっしゃいましたが、今や少子化が進み、教員の採用も場合によってはゼロ、という年度もちらほら出てきているのではないでしょうか。ただ、組織の維持と発展にとって新規採用は必須。しかも平均年齢の上昇や大量退職などは前もって考えておくことが可能なはず。各組織とも、人事に関する長期計画を早い段階で立案し、また運用していくことが大切なのではないでしょうか。(JTC/吉田俊也)