寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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中学教諭、修学旅行費を流用…金融取引失敗で

 大阪府教委は19日、同僚の教職員から集めた親睦会費や生徒の修学旅行費など計約65万円を私的流用したとして、高槻市立柳川中の山元聡教諭(52)を懲戒免職処分にした。

 山元教諭は「金融取引の失敗で約500万円の借金があった」と話し、全額を返済する意思を示しているが、市教委は同日、高槻署に告発。同署が業務上横領の疑いで捜査を始めた。

 府教委や市教委の発表によると、山元教諭は教職員の歓送迎会などを行う親睦会の会計係となった2006年4月以降、同会名義の銀行口座にあった約42万円の残高を引き出したり、毎年約60万円ずつ集めた会費を口座に入れなかったりして計約54万円を流用。

 今年2月、校長から残金を出すよう指示されると、修学旅行に参加しなかった生徒2人への返金のために預かっていた旅費など約11万円で穴埋めして提出し、保護者からの領収書も偽造。しかし3月の卒業式までに返金されなかった保護者が校長に連絡して発覚した。

 また府教委は同日、休日に20歳代の同僚の女性講師をダンスパーティーに誘い、本人の了解を得ずにチークダンスを踊るなどのセクハラ行為をしたとして、府立高校の男性教諭(47)を戒告、住居手当約45万円を不正に受給した茨木市立中の女性教諭(40)を減給(10分の1)2か月、通勤手当を不正受給した府立高校の59歳と58歳の男性教諭をいずれも減給(10分の1)1か月の懲戒処分にした。

(2011年7月20日 読売新聞)

お粗末な話ですが、とはいえ人間というのはこれほどまでに弱いものなのかもしれません。教える立場の教員ではありますが、その教員に人としてどうあるべきかということを教えることもまた継続的に行われるべき教育なのかもしれません。(JTC/吉田俊也)