寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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小学校に包丁男、さすまたで取り押さえ逮捕

 20日午前7時40分頃、愛知県一宮市平和、市立神山小学校(伊串博校長、児童1068人)の敷地内で、包丁を左手に持ち、自転車に乗った不審な男を、登校してきた女性教諭(30)が見つけた。

 教諭の知らせを受けた伊串校長と男性教諭ら3人が校内に備えてあったさすまたを使って男を取り押さえ、包丁(刃渡り16センチ)を取り上げた。一宮署員が男を同署に連行し、銃刀法違反容疑で取り調べている。

 発表によると、逮捕されたのは同市平和1、無職春日井和久容疑者(62)。調べに対し、「子供を脅すために包丁を持っていた」と供述しているという。登校前だったため、校内に児童はいなかった。

(2011年6月20日 読売新聞)

先日来、大教大付属池田小学校の痛ましい事件を改めてふりかえるテレビ番組などが流れていたところでしたが、実際にこのようなことが起こってしまったようです。今回は未遂の状態で取り押さえたとのことですが、いずれにしても学校の安全対策というのは本当に難しいと考えさせられます。犯罪防止のためには出入り口をふさぐのが確かに得策なのでしょうが、社会と学校をつなぐ窓口を閉ざしてしまうような気になってしまうこともあって私は少々消極的です。名案は思いつきませんが、やはり地域が子どもたちを守るという意識、そして行動こそが重要なのだろうとつくづく感じています。(JTC/吉田俊也)