寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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幼保施設の名称、「こども園」への統一案を提示

 政府は11日、2013年度からの実施を目指す幼保一体化改革で、未就学児が通う施設の名称を「こども園」に統一することを盛り込んだ案を、「子ども・子育て新システム検討会議」の作業部会に提示した。

 委員からは、名称の一本化に賛成の意見が多かったが、「3歳未満児の施設をどのように増やすのか具体策が見えない」などの意見が出された。部会は今月中に意見をまとめる予定。

 同案によると、こども園は▽0~2歳児に保育を行う保育所▽幼児教育だけを行う幼稚園▽幼児教育と保育を提供する総合施設の3類型とする。文部科学省厚生労働省がそれぞれ幼稚園と保育所に出していた公的補助も、「こども園給付」として一本化される。また、待機児童が多い0~2歳児向けの施設を増やすため、調理室などの施設を作る際に補助をする方針も示した。

(2011年5月12日 読売新聞)

こども園をめぐっては方向性が十分定まらないままここまで来てしまった感があります。肝心の「子供」が置き去りにならぬよう、長期ビジョンを描いた上での施策確定が望まれます。(JTC/吉田俊也)