寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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防災教育の充実急務…愛媛

 愛媛大学防災情報研究センターが13日、東日本大震災の被害調査報告会を、愛媛県松山市で開いた。

 土木工学や地盤を専攻する研究者4人が登壇し、「判断力を養うための防災教育が重要だ」と強調した。(奥原慎平)

 企業や行政の防災担当者ら約200人が参加。津波被害が甚大な岩手県大槌町などの沿岸部を調査した森伸一郎准教授(地震工学)は、コンクリート製の防潮堤を津波の引き波が破壊したケースを示し、「想定外の災害を意識した防災教育が必要」と強調した。

 宮城県仙台空港石巻港の損傷具合を調べた木下誠也教授(社会資本学)は、大津波が予想される東南海・南海地震の発生を念頭に、「四国の内陸部に救援物資を送るための道路整備を急ぐべき」と提言した。

 さらに大震災では濁流にのまれた避難所もあり、木下教授は「避難所でさえ安全でなかった。より安全な場所をさがす判断力を養うため、学校での防災教育に力を入れるべきだ」と訴えた。

 同センターは今後、県民らを対象に月1回の報告会を開く予定という。

(2011年4月14日 読売新聞)

学校で行われる避難訓練はふざける子どもたちも結構たくさんいた、というのが私自身の回想です。実際の痛みを知らない子どもたちに防災の重要性を教えることは至難の業かもしれぬ、と思う一方で、自分自身は新潟地震被災した母の話を聞かされたことで防災の意識は当時から比較的高かったな、とも思います。防災教育をどのように効果的なものにするか、まずはそれを伝える側の教職員こそがその「意識」を持つことなのかもしれません。(JTC/吉田俊也)