寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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小学校教員採用 水泳の実技廃止 府教委、受験者の負担軽減

京都新聞 4月7日(木)22時19分配信

 京都府教育委員会は7日、2012年度の教員採用試験で小学校の水泳実技を廃止することを決めた。教員の大量退職に伴い新規採用を大幅に増やすため、受験者の負担を軽減し、より受験しやすくするのが狙いだ。

 平泳ぎとクロール各25メートルの実技のため、スイミングスクールに通う受験者もおり、大学などから負担軽減を求める声があったという。複数の教員で水泳の授業をする学校が多く、府教委は「指導や安全は確保できる」と判断した。代わりに選択制の器械・陸上・ボール運動を必須にする。

 東京都や愛知県の両教委が水泳の実技を廃止し、京都市教委も07年度に廃止した。

 府教委の12年度採用予定人数は前年度比60人増の540人。8年連続の増加で、1985年度以来26年ぶりに500人を超える。内訳は小学校200人、中学校150人、高校110人など。中学校では4年ぶりに全10教科を募集する。

 府内では現職教員の定年などで今後数年は毎年450人程度の退職が見込まれるほか、小中学校での少人数学級実施のため、教員の増員が緊急の課題。府教委は、即戦力確保を目指し、来春から府内公立学校での2年以上常勤講師経験者は一般教養・専門教科試験を免除することも決めた。

教員の大量退職が問題になっています。既に数年前から気付いていたこととはいえ、なかなか対策は進んでいないようです。私学各校も、今一度教員の年齢構成を確認し、山谷を把握した上で採用計画を立案していただきたいと思います。(JTC/吉田俊也)