寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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レミオロメンから“校歌”な贈り物 山梨

産経新聞 3月9日(水)7時57分配信

 ■藤巻さん、統合した母校へ

 先輩のレミオが校歌を作ってくれたらいいな-。こんな夢が現実となった。県立石和高と山梨園芸高が統合して、昨年4月誕生した笛吹高(笛吹市)の校歌を、同市出身3人の人気グループ、レミオロメンのボーカルで石和高OBの藤巻亮太さんが作詞、作曲してできあがり、8日に同校全校集会で在校生約300人が初練習した。

 1年前、入学が決まっていた笛吹市の当時中学生2人が県教育委員会に「レミオロメンが学校の歌を創ってくれたらと思う」と出した手紙が、関係者を通じて藤巻さんに届けられたというエピソードがある。今年1月に曲が完成して譜面が届けられた。藤巻さんは果樹地帯のふるさとを思い、「春は桃花の咲く道を 希望を胸に歩み行く」「冬は厳しアルプスの 白く雄々しき姿」など情景を詞に盛り込んでさわやかなメロディーに乗せた。松本純也校長は「(藤巻さんの)地域を愛する思いが表現され、教育目標に合致している」と話す。初練習では報道陣のカメラが向けられていたこともあって、初めは照れて譜面を見ながら小声で歌っていた生徒だが、校歌が気に入った様子ですぐにメロディーを覚え、元気に歌い上げた。

卒業してしばらくしてから懐かしむものの一つにこの「校歌」が挙げられるように思います。近時若干復権しつつある社歌に比べても校歌は一般的。卒業後に一度は口ずさんだことがあるという方がほとんどでしょう。歌には組織を一つにまとめ上げる力もあるように思いますので、こうやって「愛される校歌」が増えるのは大切なことだと思います。創立以降、原則的にはずっと変わらないであろうこの校歌が、学校設立の誓いや想いとともにずっと温められていく…それが見えない財産となって学校を創っていくのかもしれません。(JTC/吉田俊也)