寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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女子中学生が企画、米菓発売…新潟

包装やサイズにも提案

 新潟県長岡市の米菓製造販売「岩塚製菓」は、東京都内の私立中高一貫校品川女子学院の女子中学生が企画した米菓を商品化し、7日全国発売する。

 この新製品「ペパっと」は、2009年5月から当時同校中学2年生が、同社員から製品製造や開発手法を学ぶなど、全12回の特別授業を受けた中から生まれたもの。10年7月、各クラスの代表になった5案が同社役員に説明され、同校文化祭で行われた試食アンケート結果を加味した結果、最優秀賞に選ばれた作品が、商品化された。残る4案も今後、順次新商品として発売するという。

 「ペパっと」は、お米を素材にした揚げ菓子で、軽い食感に3種類のこしょうをきかせたスパイシーな味。商品名は「ペッパー(こしょう)」と、同社の既成品「ふわっと」をもじったもので、「一口サイズにした方が食べやすい」という生徒の意見から、一つの大きさを約4センチにした。黒を基調とした華やかなデザインや、ゆるキャラ「ペパら」を前面に出すなど、パッケージにも生徒の細かな視点を取り入れたという。

 1袋45グラム入りで、参考価格130円(税込み)。発売開始に合わせ、生徒が考えた販促ポスターやポップが一部の売り場を彩る予定だという。

(2011年3月7日 読売新聞)

品川女子学院は「28project」という名の下、生徒が社会に出た後のことを想定していろいろな企業活動にも積極的に取り組んでいます。それにしても学生が商品開発に携わることができるというのは本当によい機会だと思いますし、私自身羨ましくすらあります。企業に限らず公的な職場などでも、このような取組が広がればいいですね。「仕事体験」という刹那的な状態を超えた、まさに産学連携の好例。売行きも期待してしまいそうです。(JTC/吉田俊也)