寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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「ランチルーム」で全生徒・職員一緒に給食…滋賀・多賀中

 滋賀県多賀町教委は2011年度、町立多賀中で全校生徒・教職員が一度に利用できる「ランチルーム」を整備し、3学期から給食をスタートさせる。

 調理から配膳まで全てを町内の民間業者に委託。総事業費1億6500万円のほぼ全額が町負担で、当初予算で財政調整基金を取り崩して充当する。

 ランチルームは鉄筋平屋約450平方メートルで、生徒と教職員計約300人が同時に食事できる。12月までに建設し、業者が搬入した調理済み食材を再加熱する設備も備える。

 町内に2校ある町立小については、校内で調理する方式で給食が導入されている。多賀中では生徒が弁当を持参しているが、給食を望む保護者が多いことから町教委で検討してきた。

 給食開始に合わせてランチルームを整備する理由について、「配膳時間が省けるため給食時間が短縮され、学年を超えた生徒間の交流も図れる」としている。

(2011年3月3日 読売新聞)

新聞だったかテレビだったか、「孤族」という言葉を使って「つながりの希薄さ」に警鐘を鳴らしていたマスメディアがあったように記憶していますが、「孤食」というのも一つの大きな問題になっているような気がします。一方で「食育」という言葉も今後のキーワードとして耳馴染みがあったような気がするのですが最近はあまり聞きませんね(私だけかもしれませんが)。本来は家庭で満たすべき人間形成過程ではありますが、この記事を読むと「経営効率化」と組み合わせてうまく実施されそうな気もします。やはり「できないと決めつける」よりも「できる方法を探せ」ですね。(JTC/吉田俊也)