寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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京大入試ネット流出、偽計業務妨害容疑で捜査へ

 京都大(京都市)で行われた入試の時間中に、設問の一部がインターネット掲示板「YAHOO!JAPAN(ヤフージャパン)知恵袋」に正解を求める書き込みとともに投稿された不正問題で、京大は27日、京都府警に被害届を出す方針を明らかにした。

 府警は刑法の偽計業務妨害容疑などで本格捜査に乗り出す。早稲田大、立教大、同志社大で今月行われた一部入試でも、試験時間中に携帯電話から同じハンドルネームで同様の投稿がされ、「回答」が試験中に寄せられていた。

 京大は、入試業務の公正が妨害されたとして、28日に被害届を提出する。独自調査も進め、不正を確認した場合は合格させないなどの措置を取る。合格発表は3月10日。該当の学部で合格発表を終えたほかの3大学も調査を始めた。文部科学省も大学側に報告を求めるなど調査に乗り出した。

(2011年2月28日 読売新聞)

この週末はこのニュースに大いに驚きました。入試の最中に投稿が行われたようですので、その「方法論」にも当然注目が集まるところではあります。が、これも「入学」に重きが置かれすぎたために起こったような気もします。こういう手段を採ってでも大学のネームバリューは捨てがたい、とそう判断したのでしょうか。試験監督のあり方とともに、入試そのものへの偏重も慎まねばならないのではと感じたニュースでした。(JTC/吉田俊也)