寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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日本の高校生「自分に満足」24%

日米中韓で最低

 日米中韓の4か国中、日本の高校生は、最も自分に自信がない――。そんな実態が、24日に発表された文部科学省所管の教育研究機関の調査でわかった。

 調査は財団法人「一ツ橋文芸教育振興会」と「日本青少年研究所」が昨年6~11月、日米中韓の高校生計約7200人を対象に実施。それによると、「私は価値のある人間だと思う」と答えた高校生は、日本が36・0%とワースト1位で、米国(89・1%)、中国(87・7%)、韓国(75・1%)の半分以下だった。「私は自分に満足している」への回答でも、米国(78・2%)、中国(68・5%)、韓国(63・3%)に比べ、日本は24・7%にとどまった。「親は私が優秀だと思っている」と答えた割合では、米国(91・3%)、中国(76・6%)、韓国(64・4%)に対し、日本は32・6%。

 調査にあたった放送大学の岩永雅也教授(教育社会学)は「不況で将来の展望を描きづらい日本の社会状況も要因になっているのでは」と見ている。

(2011年2月25日 読売新聞)

突出して自己評価が低い日本の高校生…そんな結果なのでしょうか。これだけはっきりと結果が示されるとかえって受け入れたくなくなってしまいそうになりますが、これも事実の一つ。なぜ価値がないと思ってしまうのか、なぜ自分に不満があるのか-その原因は個々に異なっているようにも思いますが、だからこそ学校がこのフォローを行うこともできるはず。これこそが「教え育む」ことなのかもしれません。(JTC/吉田俊也)