寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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3月末に閉校・長江小 感謝のトイレ磨き…島根

 3月末で閉校する島根県松江市東長江町の市立長江小(福頼敬二校長)で20日、地域の施設として再利用が検討されている体育館や校舎をきれいにしようと、児童や保護者ら約110人がトイレ磨きに励んだ。

 トイレ掃除を通して心も磨こうと呼びかけている団体「松江・出雲掃除に学ぶ会」(坂本美由紀代表)が提案した。昨年から、植村花菜さんの曲「トイレの神様」がヒットしているが、同会は10年前から117回にも及ぶ清掃活動を続けている。

 同校では通常、5、6年生がトイレ掃除を担当しており、低中学年にとってトイレ掃除は初体験。「汚い」「嫌だな」といっていた低学年の児童たちも、クレンザーを使って黒ずみが落ちるのを見て、無心になってトイレを磨いた。

 1年の大和美月ちゃん(7)は「つらかったけど、きれいになって良かった。汚れないように使ってほしい」と話した。

 坂本さんは「心がきれいになるという感覚は掃除した人だけがわかるもの」と笑う。

 トイレ磨きの後、教職員や児童は、校庭に手紙や写真などを入れたタイムカプセルを埋めた。現在の1年生が成人を迎える14年後に掘り起こすという。

 同校は1873年(明治6年)に開校。児童が32人まで減ったため3月末で閉校。児童は新年度から、市立古江小学校に通う。(岸下紅子)

(2011年2月21日 読売新聞)

近時、学校を訪れて驚いたことの一つが「トイレ掃除をするのは生徒ではなく、業者さん」であること。トイレに限らず、汚れた場所を掃除することで得られるものは大きいと思います。しかも自分たちが使った場所を掃除するのは当たり前のこと。ぜひ教育の一環として、いや人が当然行うべきこととして、校内や地域の掃除に着眼していただきたいと願います。(JTC/吉田俊也)