寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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夢ある中3、受験勉強投げ出さず…23.3%

 入試が直前に迫り、不安から勉強を投げ出したくなる受験生もいることだろう。しかし、将来の夢を持つかどうかで、勉強の粘りに差があることが、ベネッセコーポレーションの調査でわかった。

 調査は先月、高校を受験する全国の中学3年生412人を対象に実施。将来の夢が「ある」とした288人と、「ない」124人の回答を比べた。

 それによると、「受験勉強を投げ出してしまいそうになる」ことが「ほとんどない」「あまりない」人は、夢が「ある」では23.3%いたのに対し、「ない」は12.1%にすぎなかった。

 また、「将来の自分のために今の受験勉強は必要と思う」人は、「ある」84.7%に対し、「ない」は72.6%にとどまった。

 夢を抱くきっかけとしては「親」23.3%、「テレビ・新聞」20.8%が多かった。日頃から家族で会話し、ニュースなどに触れることが、受験勉強の最後の頑張りを支えているのかもしれない。(石塚公康)

(2011年2月16日 読売新聞)

辛いことを乗り越えたり、しんどいことを我慢できたりする要因の中で最も大きいのは「目標がある」ということではないでしょうか。夢や目標に対して、進学はあくまでも手段。単なる手段が目的化してしまってはならないと思う一方で、相変わらず受験中心の人生設計がなされている現実もあります。教育で忘れてならないのは「夢を描くことの大切さ」「目標を持つことの大切さ」をしっかり伝えること。受験教育よりもいっそう重要なこの「人生教育」が、すべての学校、すべての教師においてなされることを強く望みます。(JTC/吉田俊也)