寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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小学校の必修英語やっぱり教員の6割「負担」

 今年4月から必修化される小学校英語について、教員の6割が指導に負担を感じていることが15日、出版・通信教育大手「ベネッセコーポレーション」の調査でわかった。

 同社が昨年7~8月、全国の公立小学校から抽出した8000校の教務主任と、高学年の学級担任を対象にアンケートを実施。計約4700人から回答を得た。

 それによると、学級担任の62・1%が「英語指導に負担を感じる」と答え、「英語専門教員が教えるべき」との回答は72・9%に及んだ。課題を複数回答で挙げてもらったところ、「教材の開発や準備のための時間不足」(57・9%)、「外国語指導助手(ALT)などとの打ち合わせの時間不足」(39・7%)、「指導教員の英語力」(33・6%)などが多かった。

(2011年2月15日 読売新聞)

「何を教育すべきか」という教育の中身に関してはどうしても賛否両論が渦巻くもの。なにせ教育というのは政治とは違って、すべての人が自分なりの考えを持っていると考えてもいいくらい。ですので、それだけ「一家言」が世に多く存在することになります。英語教育もその一つかもしれませんが、やはり現場の教員の中には後ろ向きに捉える方が多いようです。その背景には「英語教育がアカン」というよりも「これ以上仕事増やさないで」という叫びも含まれているような…その証拠に、このアンケートの選択肢そのものが「英語指導に『負担』を感じる」となっています。そもそも教育を実践するときに「負担」というのはいかがなものか、とも思えなくもありません。(JTC/吉田俊也)