寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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橋下カラーの大阪府予算案…私立高無償化拡充、公立中給食に補助

 大阪府橋下徹知事は14日、総額3兆2417億円の2011年度一般会計当初予算案を発表した。

 各種基金への償還を除いた実質ベースで前年度比0・4%減となり、3年連続で赤字予算を回避した。来年2月に任期満了を迎える橋下知事にとって〈総仕上げ〉の予算案で、拡充した私立高校授業料無償化策(111億円)、児童虐待対策(15億1500万円)など肝いりの政策に手厚く配分し、「橋下カラー」を前面に押し出した。


 特に重点を置いたのは教育関係の充実。英語教育の強化には計4億6000万円を計上し、英語検定試験「TOEFL(トーフル)」の成績優秀校50校に配分したり、海外の学校に教員270人を派遣したりする。公立中学校に給食を導入する市町村(政令市除く)への補助制度も新設し、5年間で246億円を投じる債務負担行為も盛り込んだ。


 一方、府税収入は前年度比8%増の1兆574億円で、4年ぶりにプラスに転じた。企業業績の回復を受け、特に法人2税が同33%増の2736億円だった。


 橋下知事の話「就任3年で、府財政は見違えるほどよくなり、ようやく教育に力を入れることができた。3年間の集大成の予算という思いだ」

(2011年2月15日 読売新聞)

大阪府の予算案がまとまったようです。目玉は教育。行政の施策ばかりに左右されるのはどうかと思いますが、経営環境を把握することは重要です。さて大阪府下の各私学はこの予算案をどのように見、またどのように自らの施策に生かすのでしょうか。(JTC/吉田俊也)