寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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<和歌山>全県立高で英語ディスカッション 実践力強化で

毎日新聞 2月7日(月)11時9分配信

 生徒に実践的な英語力をつけるため、和歌山県教委は12年度から、英語でのディスカッション(議論)やディベート(討論)をすべての県立高校の授業に取り入れる。11年度当初予算案に準備のための約1040万円を新規計上した。文部科学省国際教育課は「一部の学校では始めているが、全県単位での取り組みは聞いたことがない」としている。

 「国際人育成プロジェクト」と銘打ち、11年度に授業プログラムの研究や教員の研修を実施、12年度から授業を始める。全県立高で週1回以上、英語で議論するなどして、実践的なコミュニケーション能力の向上を図る。各校の学力に応じ、初歩的な定型句を話すことから始めたり、本格的な討論に挑むなど、柔軟に実施する。希望があれば英語での講演会も行う。

 リスニングも12年度から強化。11年度に英語が必修になる小学5・6年から、高校まで、すべての英語の授業で毎回5分間のリスニングを実施する。

 県教委の岸田正幸学校教育局長は「韓国や東南アジアでは英語を駆使する人材が育っているが、日本では遅れている。小学校からの継続した取り組みで、国際的に活躍できる人材を育てたい」と話している。【岸本桂司】

これまで日本の英語教育は「読み書き」に重点が置かれていたと思うのですが、ここ最近は「話す聞く」ほうが重点化されてきているように思います。確かに「読み書き」よりも「話す聞く」ほうが機会も多そうですし、それなりに意味のあることなのかもしれませんね。さて英語はそうなのですが、肝心の母国語はどうなんでしょうか…日本語を「話す聞く」力というのはあまり表には出てこない気もしますが、ここは学校の出番ではないのでしょうか。人の話を聞く、人に分かりやすく伝える…そんな基本的な力は外国語母国語問わず、高めていく必要があるように感じますがいかがでしょうか。(JTC/吉田俊也)