毎日新聞 2月1日(火)13時38分配信
中京大(名古屋市)などを運営する学校法人「梅村学園」は1日、梅村清弘理事長(73)が1月31日付で退任したと発表した。同大資格センター元部長が学生から集めた教材費を着服した業務上横領事件を受けて辞任の意向を示し、同28日の理事会で承認された。
同大広報部によると、清弘理事長は総長をはじめ学園のすべての役職を退任し、学園最高顧問になった。3月末まで梅村清英・副理事長(41)が代行する。
企業規模が小さくなると「会社の財布」なのか「自分の財布」なのか分からなくなる、という零細企業の経営者さんの気持ちは分からなくはありませんが、こと学校法人となるとその分別ができなくなる…というのはただごとではないでしょう。このような事件から、その経営者の学校や教育への想いの深さが推し量られる、というのは言い過ぎでしょうか。つい先日は堀越学園の理事長辞任のニュースも流れていましたが、このような事件が続くとすれば本当に残念なことです。(JTC/吉田俊也)