寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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修学旅行先の那覇で一斉清掃計画…埼玉・三郷工業技術高

 埼玉県立三郷工業技術高校(西山茂校長)の2年生190人が、2月2日から3泊4日の日程で沖縄県を訪れる修学旅行の際、那覇市の中心商店街「国際通り」で一斉清掃活動を行う。

 「基地問題や環境問題を抱える沖縄のために何かできることはないか」と企画したもので、県教育局が提唱する「埼玉の子ども70万人体験活動」の一環。那覇市の目抜き通りでは、地元高校生などが清掃活動を行うこともあるが、200人規模の一斉清掃は珍しい取り組みという。

 一斉清掃は、旅行最終日の2月5日午前に実施予定で、ホテルや土産物店、飲食店などが立ち並ぶ「国際通り」の約1・2キロを6クラスで分担。それぞれ約200メートルの区間で15分間にわたってゴミ拾いを行う。拾い集めたゴミはビニール袋に詰め、那覇市の清掃担当者に回収してもらう。

 同校の2年生は昨年のこの時期にも、JR武蔵野線・新三郷駅前の商店街や学校周辺などで清掃活動を実施している。環境保健委員会メンバーの情報電子科2年作佐部(さくさべ)稜子さん(16)は「訪れた旅先に敬意を払ってゴミ拾いをすることで、良い旅の思い出ができそうです」と話している。

 一斉清掃後は、商店街周辺で買い物や昼食を取る自由時間を設ける計画で、企画した橋本充好(みつよし)教諭(51)は「ゴミ拾いを通じ、商店街の人たちとも交流を深めるきっかけになれば」と期待している。

 那覇市国際通り商店街振興組合連合会の富川丈二さん(36)は「県内の高校や福祉グループなどからもボランティア清掃の申し出はあるが、多くて40人程度。県外から200人規模というのは珍しい」と歓迎している。

 同校は4日間の修学旅行期間中、米軍基地や平和祈念公園を見学するほか、伊江島も訪れ、生徒たちが一般家庭に分散して宿泊し、沖縄の食生活や文化などに触れることにしている。

(2011年1月31日 読売新聞)

教育というのは本当に幅が広いものだと思います。学校教育はそんな幅の広い教育という中の大きな一翼を担っていると思いますが、さてその教育の中に「社会」「人」といったものにどのくらい重きを置いているのか、と問われるとどうでしょうか。修学旅行という大きな行事を活かすも殺すも学校の取組次第、かもしれません。掃除を通じて学んだことは決して小さくないと、私も実体験を通じて深く感じるところです。(JTC/吉田俊也)