寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

少人数教育を一層拡充 府教委振興プラン

京都新聞 1月14日(金)9時49分配信

 京都府教委は、今後10年間の府の教育の指針となる「府教育振興プラン-つながり、創る、京の知恵」を策定し、13日の定例教育委員会で議決した。教育基本法の改正を受け、少人数教育の一層の充実や、京の伝統文化の学習、キャリア教育への取り組みなどの重点目標を掲げている。

 プランでは、京都の「知恵」を継承し、発展させる人を「目指す人間像」とし、「展望する力」「つながる力」「挑戦する力」をはぐくむことを基本理念とした。その実現に向けて、10の重点目標と38の具体的な施策を定めた。

 現在、全小学校と一部の中学校で実施している少人数授業や複数教員による授業を全中学校に拡充する▽茶華道をはじめ、きものや伝統工芸品などの日本文化を体験する授業の実施▽大学や研究機関と連携した体験授業を通じて「スペシャリスト」を育成▽保護者や住民参画による「京都式コミュニティ・スクール」の検討-を挙げている。少人数実施校などの数値目標は5年後をめどとした。

 プランは09年度から学識経験者らが検討を始め、府民との意見交換などを経てまとめた。府教委のホームページなどで公開する。

最近、各都道府県単位でこのような「教育指針」の策定が目につきます。最初に意識したのは大阪府大阪府/職業教育ナンバー1を目指して!ですが、どんな施策であれ、その目標となる地点を明示することはとても重要なことだと思います。京都府が目指す教育は「知恵の継承」、まさに府が全体として重点化している事柄です。私学においても「目標の明確化」が計画経営の最初のステップになります。ぜひともこの機会に各校の教育指針を明示されることをお勧めいたします。(JTC/吉田俊也)